先輩就農者インタビュー

農業法人に就業して、やりがいのある日々!
平塚章充さん

野菜佐久市

農業法人に就業して、やりがいのある日々!

(株)J’Pumpkinに入社し6年目となる平塚章充さんは、埼玉県出身の29歳だ。元々農業に興味があった平塚さんは、農業高校や農学系の大学で学ぶうちに、実際に農業をやりたいと強く思うようになった。しかし農業は天候に左右され収入も不安定。新卒の自分が簡単にできるものではないと、平塚さんは農業法人への就業を決意。農業法人ならば、給与を得ながら安定的に好きな農業に従事できる!と思ったからだ。同級生のほとんどが一般企業に就職する中、自ら探して地元の農業法人に就職した。ところがよく調べずに飛び込んだ法人では、やりがいを感じることが出来ず、転職先を探すことに。

平塚さんが次に関心を持ったのが長野県佐久市にある(株)J’Pumpkin。相談に行くと、社長の大塚さんは自社だけでなく、なんと比べてみるようにと他社の体験も勧めてきた。平塚さんは、大塚社長に紹介された他の農業法人の体験にも参加した上で、J’Pumpkinに入社することになった。

J’Pumpkinの会社設立は平成30年。社長・従業員ともに20~30代の若い会社だ。メイン品目はかぼちゃで令和6年の栽培面積は22ha。地元佐久地域の農地を守り、かぼちゃ産地とする目標を掲げ、有機農業にも積極的に取り組んでいる。

平塚さんが入社してしばらくして、会社は経営のより安定化を目指してタマネギを導入することに。その担当を平塚さんが任された。もちろんタマネギの知識はない。ゼロから調べ、少しずつ機械化を進め、タマネギの栽培体系を構築していった。今では面積は3haに拡大し、収量も増加。目標が示され、任され、努力・工夫したことが成果として現れることで、平塚さんは今、大きなやりがいを感じている。

平塚さんに、初めて農業で働く皆さんへのメッセージをお聞きした。①入社前にまずは体験。自分のやる気や向き不向きを確認する。②入社後、最初は大変でも1年経てば慣れてくる。③ムリをせず体を壊さないように続ける。④目的を持ってやる。⑤失敗は付きもの(タマネギ栽培も!)、そこから改善、諦めずに続ける、などだ。

農業法人の従業員として働きながら、自分が管理したものを収穫・出荷するという農業の喜び、やりがいを実感している平塚さん。平塚さんからは農業が好き!楽しい!という気持ちがひしひしと伝わってくる。今後については、より責任を果たせる人材になる、ずっと農業で働き続けられるように高齢になってもできる仕事を作っていきたい、と語ってくれた。

(作成 令和7年4月)

「農業法人等就業フェア 農業法人就業セミナー」(R6.1.11開催)にて平塚さんが発表した資料はこちら

平塚章充さんのサムネイル

PROFILE

平塚章充(ひらつか あきみつ)さん

埼玉県出身。29歳。(株)J'Pumpkinに就業して6年目。社内ではタマネギ、稲WCS(稲発酵粗飼料)、草刈りの責任者。稲WCSではドローンを使った作業も担当。

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